27日のBリーグチャンピオンシップのファイナルに出場する川崎ブレイブサンダースと栃木ブレックスが、決戦前日の26日、会場の国立代々木競技場で公開練習と会見を行った。

 中地区1位で第1シードの川崎は、昨季のNBLファイナルに続き、Bリーグ初代王者の“連覇”に挑む。北卓也ヘッドコーチ(HC)は「栃木は田臥がリーダーシップをとって攻守に鍛えられたチーム。何点差がついても粘れる力を持ったチームで、ディフェンスが強い。我々は、受けに回らないことが大事」と話した。篠山竜青主将は「栃木は田臥さんもいて、リーグの中でも人気があるチーム。注目度も上がるので、対戦が楽しみ」と話した。エースの辻直人は「ファイナルはたくさんの人が見に来るので、そこで辻直人の真骨頂を見せられたらと思う」と、活躍を誓った。

 一方、栃木は東地区1位で、千葉、三河と強豪を破り決勝進出。10年に代々木第2体育館で日本リーグ1部制覇をして以来の優勝を目指す。ウィスマンHCは「とてもいい感触を持っている。長いシーズンをしっかり戦い切ってここにいる。チームの全員が楽しみにしている」と話した。7年前の優勝を経験している田臥勇太主将は「今日会場で練習したが、あのときと全く雰囲気は違う。Bリーグのカラーになっているし、ブレックスのファンが会場を黄色に染めてくれるのが楽しみ」と話した。