日本水連と金沢市などが主催するイベント「水泳の日」が28日、石川・金沢市内の金沢プールで行われた。シンクロ日本代表の乾友紀子(26)中牧佳南(24=ともに井村シンクロク)がイベントに参加して、デュエットのフリールーティンを披露した。演技後は地元の高校生から花束を贈られて、7月の世界選手権ハンガリー大会での活躍を誓った。

 エース乾は「たくさんの人に見ていただく機会をもらってうれしい。リオデジャネイロ五輪で銅メダルだったので、それよりもいいメダルをとって、先生(井村ヘッドコーチ)にも喜んでもらいたい」。中牧は「まだまだのところもあるが7月の世界選手権に向けて、しっかり練習したい。練習したことを出し切って、メダルにつながる演技をしたい」と口にした。

 会場で演技の解説を行った井村ヘッドコーチは「今は合宿中で体が疲れているところ。これからもうひと山ありますが、7月はもっといい演技をしてくれると信じています。選手を強くするには練習しかない」と話していた。

 「水泳の日」は、日本水連が12年に発表した「ドリームプロジェクト2020」の柱のひとつである「スポーツによる社会貢献」を目的とする活動。「水泳の日 泳いでつながる笑顔の輪」をスローガンに、国民全員が水泳を楽しむイベントとして開催している。