世界3大レースの1つといわれる米国伝統の自動車レース、第101回インディアナポリス500マイル(インディ500)は決勝が行われ、元F1ドライバーの佐藤琢磨(40=ホンダ)が日本人初優勝を果たした。

 インディ500は1911年に第1回大会が開催され、他の3大レース、F1シリーズのモナコ・グランプリ、耐久レースのルマン24時間と並び世界最高峰と称される。

 予選4番手の佐藤は自己最高の2列目からスタート。積極的にレースを進め、残り5周でトップに立ちゴールした。これまでの日本勢の最高順位は2003年に高木虎之介がマークした5位。

 佐藤は10年からインディカー・シリーズに参戦し、インディ500には今回が8度目の出場。13年には米カリフォルニア州ロングビーチで行われた第3戦でシリーズ初優勝を果たした。F1シリーズでは04年の米国グランプリで日本人最高タイの3位をマークしている。