米国伝統の自動車レース、インディアナポリス500マイル(インディ500)で日本人ドライバーの佐藤琢磨(ホンダ)が28日に初優勝したことを受け、米メディアは地元紙インディアナポリス・スター(電子版)が「勇敢さが報われた」と題した特集記事を掲載するなど快挙を報じた。

 同紙は2012年大会で優勝争いに加わりながら最終周でクラッシュした場面を紹介し、攻撃的な運転について「一部の人にとっては勇敢だが、大半の人には向こう見ずにみえる」と説明。そのうえで「今回の勝利で負の遺産を帳消しにし、新しい印象をもたらした」と評価した。

 ロサンゼルス・タイムズ紙(電子版)は「佐藤が日本人で初の優勝者に」と報道。佐藤がゴール後に日の丸の旗をまとったことを描写したほか、終盤の接近戦について詳しく報じた。