フィギュアスケート女子の三原舞依(18=シスメックス)が19日(日本時間20日)、18年平昌(ピョンチャン)五輪代表を争う全日本選手権(12月21日開幕、東京)での優勝即代表決定を目標に掲げた。

 4位だったグランプリ(GP)シリーズ第5戦フランス杯(グルノーブル)のフリーから一夜明け、エキシビションに出演。消化不良の今大会を振り返り「気迫が足りていない。それぐらい(優勝)の勢いを持って、全日本に臨みたい」と穏やかな口調に力を込めた。

 課題のショートプログラム(SP)「リベルタンゴ」を担当するフランス人振付師のリショー氏からは、17日のSP後に助言をもらう予定だったが「会えなかったです。(姿も)見ていません。(自分が)フランスにいるのに、何で会えないかな…」と“行方不明”状態。それでも「(過去に)教えてもらったものを頭に置いて、表現を伸ばしつつ、ジャンプも安定させたい」と約1カ月での修正を目指す。(グルノーブル=松本航)