ライバル選手に禁止薬物を投与した、カヌー鈴木康大(福島県協会)は10日、弁護士を通じ、自筆の謝罪文を発表した。

 発表された文章は以下の通り(原文まま)。今朝、報道がなされたとおり、この度、私鈴木康大は同じ日本代表のメンバーであった小松正治選手に対し、ドーピングで陽性反応が検出されるサプリメントを投与した事に間違いありません。私の犯したことにより、困る選手にいわれのない嫌疑を与えてしまい本当に申し訳ございませんでした。また、ドーピングゼロ宣言をして東京オリンピックに邁進されている関係者の皆さまに多大なご迷惑をお掛けしたことに深くお詫び申し上げます。本件については、現在、警察で捜査中であり、すべて包み隠さずご説明しているところです。捜査に支障を与えてはいけないとのことから、詳細は申し上げられませんが、すでにJADAの聴聞会でご説明したとおり、全面的に私の責任に違いないことをお話ししています。私に実力がないのにも関わらず、努力することを怠り、アスリートとして、また社会人としてあるまじき行為をした事について深く反省し、小松選手を始めとする全てのカヌー関係者、応援して下さった皆様、ファンの皆様を裏切ってしまったことについて、深くお詫び申し上げます。鈴木康大