フィギュアスケートと女優を両立する本田望結(13=大阪・関大中)が24日、京都アクアリーナで行われた京都府選手権ジュニア幼年女子で優勝した。88・23点をマークし「結果は良くなかったけれど、今シーズンがここで終わりという中で楽しく滑ることができた」と振り返った。

 ジュニア1年目は今大会で一区切り。演技では冒頭の3回転ルッツと3回転ループが回転不足となったが、場面に応じた豊かな表現で多くの観衆の注目を集めた。1年間を振り返り「目標だった全日本(ジュニア選手権)に行けたので、次も全日本を目標にしたい。もっと本気でスケートに取り組まないといけない」と自らを鼓舞した。

 今季は身近にいる姉真凜(16)など、平昌五輪を目指して戦う選手の雰囲気を肌で感じてきた。「オリンピックは憧れだったけれど、今までと違った見方ができるようになった。私にも4年後は来る。諦めたくないです」。22年北京五輪を目指し、さらなる成長を誓った。