ラグビーの2019年ワールドカップ日本大会組織委員会は23日、約1万人の大会ボランティアの募集を公式サイトで開始した。7月18日に応募を締め切り、全国12の開催自治体で8~12月に面接を実施する。組織委の嶋津昭事務総長は東京・丸の内で開かれた発表会で「幅広い年齢層、地域で積極的な応募をお願いしたい」と呼び掛けた。

 大会ボランティアの名称は「TEAM NO-SIDE(ノーサイド)」。応募要件は19年3月31日時点で18歳になっていること、1日最長8時間の活動ができることなど。交通費、宿泊費は自己負担で、活動する自治体は希望できる。主な業務は会場周辺の運営補助、最寄り駅や空港での案内などを予定している。

 開催自治体ごとの募集予定人数は最低活動日数が5日間に設定された東京都は約2千~約3千人。2試合が行われる岩手県、同県釜石市は最低活動日数が2日間で約400~約800人となった。東京都で活動するボランティアは、希望すれば20年東京五輪・パラリンピックの都市ボランティアにもなれる予定。