昨年、バドミントンの世界選手権女子ダブルスで銀メダルを獲得し、2020年東京五輪(オリンピック)でのメダル獲得が期待される福島由紀、広田彩花組が、4月末で再春館製薬所を退社する意思を固めたことが23日、関係者への取材で分かった。既に辞表を提出している。

 2人は岐阜トリッキーパンダースに入団するが、再春館製薬所は移籍を認めない方針。日本実業団連盟の取り決めで、前所属の移籍承諾が得られていない場合は、国内の団体戦に2年間出場できない。

 岐阜トリッキーパンダースには、再春館製薬所の今井彰宏元監督がスタッフとして在籍している。今井氏は昨年1月、所属選手が国際大会で獲得した賞金を当該選手に渡さなかったとして、再春館製薬所の社内処分で監督を解任された。