カーリング女子の北海道銀行は18日、冬季五輪に3度出場した小笠原歩(39)が今月限りでチームを退団すると発表した。今後の所属先は未定だが、現役は続ける意向。

 小笠原は「チームが(2022年)北京五輪を目指しスタートしている中で、私の中に次世代のチームを今から構築していく必要があるという答えが出ました。チームからは離れますが、カーリング選手に引退はありません。競技人口の拡大など微力ながらお手伝いができれば」とコメントした。

 小笠原は02年ソルトレークシティー、06年トリノの五輪2大会に連続出場。トリノでは強豪カナダを破るなど健闘し「カーリング娘」として注目を集めた。出産を経て競技に復帰し、北海道銀行のチームで出場した14年ソチ五輪では司令塔として5位に入る活躍を見せた。

 チームで平昌五輪出場を逃した後は、混合ダブルスにも挑戦した。