日大は19日、大学ホームページでアメフト部の新監督とコーチを同部OB以外から若干名、公募すると発表した。その紹介文は日本語と英語の両方で書かれており、外国人監督を起用する可能性も出てきた。

 応募資格は<1>日本大学の目的及び使命を理解し、部の指導ならびに学生へ教育等に情熱を持って取り組むことができる方<2>高等教育機関での歴を有する方、もしくは高校、大学、社会人等のアメフト指導経験がある方<3>可能な限り指導に従事できる方<4>年齢不問。

 日大学アメフト部出身者は除くとしている。

 締切は28日で、書類選考と面接を経て決める。受付期間が約10日間と短く、問題山積みのチーム再建を担う人物の選考がこの短期間にできるのかは疑問。

 同部再建をめぐっては、16日にOB会が臨時総会を開いた。そこでOBと父母が、今季リーグ戦に参加できるよう学生をサポートすることで一致。後任監督については、現役、父母、OBともに、日大OBを模索しているという。

 一連の悪質タックル問題では内田正人前監督や森琢前ヘッドコーチら中心的な役割を担っていた指導陣が辞任していた。関東学生連盟は日大を18年度シーズン終了まで公式試合の出場資格停止とした。再発防止策などをまとめたチーム再建案を同連盟の検証委員会と理事会が承認すれば、処分が解除される。