日大アメリカンフットボール部の悪質反則問題で、関学大との定期戦で反則をした宮川泰介選手(20)がアメフト部復帰の意向を示していることに対し、タックルを受けた関学大QBの父、奥野康俊氏(52)が17日、宮川選手の意向を歓迎した。同日朝にフェイスブックを更新して「息子はもちろんであるが、彼の前途も一緒に応援したいと思う。頑張れ宮川君。頑張れフェニックス」などとつづった。

 同氏によると、前日16日の午後8時半過ぎ、宮川選手の父から電話を受けたという。フェイスブックにはフジテレビ系「バイキング」に出演した際の発言などが影響していることも記している。(以下は原文まま)

 

 「先日のバイキング見ました。本人の復帰の事を色々言って頂いてありがとうございます。コメントが後押ししたようです。」

 (バイキングでの私の発言は、「日大側が、宮川君に対して復帰しやすいよう理事長と指導者からの謝罪を含め、体制作りのアクションを取っていない。」事を指摘。)

 「本人が新監督と1時間程面談をし、クラブに復帰する方向に向かっています。いいですか?」と聞かれたので

 「もちろんです。宮川君によろしくお伝えください。」と返事をした。

 

 同氏は宮川選手に対して謝罪やコンタクトが全くないという日大の田中英寿理事長を「日大が来年130周年を迎える。その時、理事長に君臨し、利権にしがみつく田中英寿氏の姿は、もはや、大学相撲界でトップの座についたスポーツマンとしての姿とはほど遠く、理事長としての人格もなく完全に別人としか思えない」などと批判しながらも、復帰に向けて進む宮川選手の姿勢を歓迎した。