日本ボクシング連盟は18日、山根明前会長体制下の17年3月に連盟から除名となった高体連の佐藤秀行氏と北岡直樹氏について、処分を撤回すると発表した。

連盟の公式サイトにおいて、内田貞信新会長の名の下に「違反事実の有無に疑義があるばかりか、仮に違反事実があったとしても処分が著しく不均衡でした。処分の過程においても、両名から処分対象となった事実関係に関する事情を聴取することもなく、両名に対する弁明の機会が一切付与されておりませんでした。」とし、「両名が長期間にわたり不当な扱いを受けていたことに対して心からおわび申し上げます」と謝罪した。

佐藤、北岡の両氏は昨年の選抜大会期間中に山根前会長の怒りを買い、連盟から除名されていた。

山根前会長は資金の不正流用などの不正疑惑が問題となり、会長と理事すべての役職を辞任している。