バドミントン女子で2012年ロンドンオリンピック(五輪)銀メダルの「フジカキペア」こと、藤井瑞希(30)と垣岩令佳(29)が今シーズン限りで現役引退すると、所属先の再春館製薬が19日に発表した。

藤井は「とても満足のいくバドミントン人生を送ることができました」。垣岩は「教わってきたこと、経験してきたことなどを後輩たちに伝えていきたい」とコメントした。

藤井と垣岩は青森山田高校時代から先輩・後輩ペアを組み、06年全国高校総体での優勝を皮切りに、国内外の大会に優勝。初めての五輪で銀メダルに輝くなど、数々のタイトルを獲得してきた。

ロンドン五輪後にペアを解散したが、藤井の故郷の熊本地震をきっかけに17年2月に再結成を発表し、活動してきた。

垣岩は引退後もコーチとしてチームに残り、選手の育成に力を注ぐという。