ショートプログラム(SP)首位の紀平梨花(16=関大KFSC)がフリーもトップの147・37点を記録し、合計218・16点で衝撃のシニア初戦優勝を飾った。

冒頭でトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)-3回転トーループの連続ジャンプを成功させ、さらに2本目のトリプルアクセルにも成功。新フリー「ビューティフル・ストーム」で次々とジャンプを決めていき、得点表示を見ると、笑顔で万歳をして喜びを表現した。

今季から新ルールとなり、シーズン前に過去の得点記録がリセットされた。そのため横一線のスタートとなっているが、合計218・16点はシニア女子において世界最高得点(ジュニアではロシアのトルソワが221・44点をマーク)。浅田真央さんに憧れる日本女子屈指のジャンパーが、最高のスタートを切った。