世界9位で、前哨戦優勝の錦織圭(29=日清食品)が、相手のけいれんに助けられた。

予選勝者で同176位のマイクシャク(ポーランド)相手に3-6、6-7の2セットダウン。しかし、第3セットの序盤で、マイクシャクの体の多くがけいれんし、3-6、6-7、6-0、6-2、3-0、と錦織がリードしたところで、相手が途中棄権した。

主な一問一答は次の通り。

-最初、どんな状態だった。

錦織 彼のプレーが良かった。自分のプレーが彼に合っていたのかなと思う。初めての対戦で、彼の方がプレッシャーがなくプレーはできていたと思う。

- ブレークチャンスが、序盤にあった。

錦織 チャンスを取り切れなかったのは、1セット目も、2セット目もあった。先に取っていたら、(展開は)変わっていた。

-相手のプレーは。

錦織 かなりびっくりはあった。あれだけのプレーをしてきたのはすごいなと思う。サーブも良かった。もし元気だったら、危なかったかもしれない。

- 手応えと修正する部分は。

錦織 ちょっとの差だと思う。今日は100点ではなかったが、70~80点はできていた。少し修正して、次にのぞみたい。

-相手の異変は。

錦織 3セット目、序盤から動けなかったのが見えた。でも、5セットに行ったら、戻ってくるだろうなと思っていた。普通に戦う心の準備はしていた。

-次戦はカロビッチ。

錦織 あんまり好きな相手ではない。彼の調子が良ければ、(ワンチャンスで)負ける可能性もある。なるべくリターンだったり、自分のサービスゲームでしっかりプレーできるようにしたい。