世界9位の錦織圭(29=日清食品)が驚異の逆転勝ちだ。同23位のパブロ・カレノブスタ(スペイン)に、2セットダウンから6-7、4-6、7-6、6-4、7-6のフルセットとなり最終セットのタイブレークを10-8で制し、3年ぶり4度目のベスト8に進出した。試合時間が5時間を超える死闘だった。

錦織の次戦は23日、4強入りをかけ世界1位のノバク・ジョコビッチ(31=セルビア)と対戦する。

試合後、錦織の一問一答は以下の通り。

-5時間超える死闘だった

錦織 素直にうれしい、疲れが先行して今何も考えられないほどタフなゲーム。勝てて良かった。

-最終セットのタイブレークは5-8まで追い詰められた

錦織 やばいなと思った。サーブが入れば何とかなると思ったけどレシーブだったし、集中してプレーしようと思った。

-相手のプレーは

錦織 彼も良かった。1セット目は取れるチャンスがあったけど、2セット目は彼のいいところが出た。戦術を変えて球を深く入れて攻めるボールを増やしたのが良かった。

-またもフルセットだった

錦織 無心でやっているだけ。2セットダウンしたときはあきらめずプレーをすることを心がけた。

-準々決勝に向けて

錦織 プレーはいいので、体のリカバリーをして次に臨みたい。