日本人最高位、そして男女を通じてアジア人初のシングルス世界1位に向け、世界4位の大坂なおみ(21=日清食品)が23日、準々決勝に臨む。 センターコートで同7位のエリナ・スビトリナ(ウクライナ)と対戦。勝てば28日発表の最新世界ランキングで日本人最高位の3位以上が確定する。

■エリナ・スビトリナ(24歳)

決してショットに威力があるわけではないが、球のスピードの緩急で、相手を迷わすのがスビトリナだ。どちらかというと、相手をはめるタイプ。大坂は、スビトリナがトップ10以下だった16年までは、それほど苦にしなかった。大坂のショットの威力に、スビトリナがミスをしていたからだ。しかし、17年にトップ10入りして以降、大坂は勝てなくなった。相手のミスが減り、緩急にはまり、大坂が自滅する試合が続いた。ただ、大坂が打ち負けることは少ない相手だ。大型化が進む女子でも、身長174センチと、それほど大きくない。また、緩急を使うが、あまりくせはないスタイル。大坂が集中して打ち抜けば、決して勝ちにくい相手ではない。

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