世界4位の大坂なおみ(21=日清食品)が、28日発表予定の最新世界ランキングで3位以上になることが確定した。伊達公子、錦織圭と並んでいた4位の日本選手最高位を更新する快挙となった。同7位のエリナ・スビトリナ(ウクライナ)に6-4、6-1のストレート勝ちで、日本女子の全豪シングルスとしては94年伊達公子以来25年ぶりのベスト4に進出だ。

実は、大坂は第1セットを先取すると、めちゃくちゃに強い典型的な先手必勝型だ。16年10月の天津オープン準々決勝で、クズネツォワ(ロシア)に6-2、4-6、6-7で敗れて以来、2年強、第1セットを奪えば負けていない。

それ以降、第1セットを奪えば、ツアー本戦で58連勝。ツアー予選、女子国別対抗戦フェド杯を入れると65連勝という驚異的な数字を誇る。それも、65試合のうち、フルセットになったのは、わずか5度だけ。60試合がストレート勝ちという、愛称“新幹線”にふさわしい超特急だ。