神戸製鋼がトップリーグ(TL)は創設元年の03年度以来15季ぶり、日本選手権としてはサントリーと同点優勝だった00年度以来18大会ぶりの優勝を果たした。

名門の復活優勝に、会場ではOBたちも喜びをかみしめた。

V7戦士で、現在日本ラグビー協会広報部長を務める藪木宏之氏は「素晴らしいラグビーで、久しぶりに強い神戸を見られた。感動より感心させられた。V7の時の平尾さんのように、カーターがチームに安定と安心感を与えていた。支柱となる選手がピッチにいるのは大きい」とコメント。

元監督の増保輝則氏は「新しい神戸製鋼を見せてもらった。カーターやアシュリークーパーといった経験のある選手たちがミックスしてこういう結果につながった。一番は平尾さんが喜んでいると思う。平尾さんが情熱を注いでおられたのが、神戸の優勝と来年のワールドカップ(W杯)の成功。まず1つクリアできた。来年のW杯が成功すればもっと喜んでくれると思います」と話した。