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《2》

 突然別れを切り出されたのは3日前だった。7歳下のKは最後まで目を合わせなかった。年末に短くした髪が伸びて、また後ろにまとめられるくらいになっていた。私はKのポニーテールが気に入っていた。
 南行きの便に乗ったのは無意識に足が向いた空港で、たまたまアナウンスが耳に入ったからだ。でも競うように咲く花々に「これを見に来たのかもしれない……」。ぼんやりとしていた自分の心の奥底に触れた気がした。昨年の同じ季節、同じ場所でKと一緒に寝ころんだ私は花畑の一部になった気がした。  協力:ハウステンボス

<撮影・金谷喜久>

黛まどか「長崎恋物語」メーンページ