「雨」が歌になることの多い街は、あっという間に晴れ間が雲におおわれる。それでも、空気が少しずつ暖かくなるのを感じたり渡り鳥は北へ帰っていく。 雲の切れ目から見え隠れする群を見ながら、肩がブルッと震えた。小雨がコートにしみたからではない、私はひとり旅なのだ。
長崎駅から市電で5分、人気スポットの眼鏡橋は珍しく人通りもまばらだった
眼鏡橋 中島川にかかる日本初のアーチ型石橋。1982年の大水害によって半壊したが、現在はすっかり修復されている。