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《3》

 「雨」が歌になることの多い街は、あっという間に晴れ間が雲におおわれる。それでも、空気が少しずつ暖かくなるのを感じたり渡り鳥は北へ帰っていく。
 雲の切れ目から見え隠れする群を見ながら、肩がブルッと震えた。小雨がコートにしみたからではない、私はひとり旅なのだ。

 長崎駅から市電で5分、人気スポットの眼鏡橋は珍しく人通りもまばらだった

<撮影・金谷喜久>

眼鏡橋 中島川にかかる日本初のアーチ型石橋。1982年の大水害によって半壊したが、現在はすっかり修復されている。


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