落ち着いた色合いの調度品は、心を和ませてくれた。ほどよくスプリングのきいたホテルのベッドに座り、モバイルでメールをチェックする。そこには入っているはずのないKからの1通があった。自宅のパソコンの明朝体文字でこのメールを見たら、ひょっとして心を揺さぶられたのかもしれない。だがパステルカラーの筆箱のようなモバイルで見ると、別れたばかりのKの懇願調のメッセージも軽く感じられた。
写真はハウステンボス内のホテルから