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《7》

 落ち着いた色合いの調度品は、心を和ませてくれた。ほどよくスプリングのきいたホテルのベッドに座り、モバイルでメールをチェックする。そこには入っているはずのないKからの1通があった。自宅のパソコンの明朝体文字でこのメールを見たら、ひょっとして心を揺さぶられたのかもしれない。だがパステルカラーの筆箱のようなモバイルで見ると、別れたばかりのKの懇願調のメッセージも軽く感じられた。

写真はハウステンボス内のホテルから

<撮影・金谷喜久>

黛まどか「長崎恋物語」メーンページ