黛まどか「17文字の詩」タイトルカット
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"変わらない"情熱を感じました 中国の旅=3=

 中国で、李芒さんというとても高名な詩人のおじいちゃんにお会いしました。「俳句はあいさつ」と言いますが、それは詩の世界全般に通じることのよう。李芒さんは、私に会うことになってすぐ、あちこちに問い合わせて私の句を調べ、その句を書にしたものや、句を漢詩に直したものを用意してくださっていました。

 また、ご一緒に何人ものご友人を連れてきてくださったのですが、皆さんにも私の句を事前に連絡して感想文を書いてもらい、わざわざ日本語に直して教えてくださったり……。

 その李芒さんがおっしゃったことの中で、とても印象に残っているお話があります。「今、中国では自由詩が流行していて、恋の詩もありますが、売れているものはどれも品位に欠け、不快なものが多いのです。だけど、私は、詩は下品ではいけないと思うのです。詩人として生きていくうえでは、妥協しなければいけないこともあるかもしれません。それに、人というのは変わりやすいものですから、いつかはあなたも変わっていくことを余儀なくされたり、変わっていくことを求められていくに違いないでしょう。でも、詩人というのは、変わることを乗り越えなければいけない、つまり変わってはいけないのです」。

 私も、詩とは美しくなければならないというのが大前提だと教えられ、私自身そう思っています。李芒さんの言葉は、これからの私へのメッセージとして、深く心に響きました。

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