黛まどか「17文字の詩」タイトルカット
Photograph
やまんばの宿で鹿肉の刺身、手作りこんにゃく、てんぷら…

                       熊野古道(2)=3=


 熊野古道の旅2日目の宿は、継桜王子すぐそばにある「とがの木茶屋」。ここのお母さんは、通称“やまんば”と呼ばれる有名人(CMに出演したこともあるのだとか)。いろり端でいただいた今夜の食事は、猪肉の塩焼き、鹿肉のお刺身、さっきの手作りこんにゃく(デジタル写真館・熊野2参照)、山菜のてんぷらetc……。

 2月5日(金)出発前に「とがの木茶屋」で。隣は、いろりで朝食をいただいていると、「寒いでもっと火を炊きなさい」とたくさん“ほた”をついでくれたおじさん。てっきりここのお父さんかと思っていると、親切な近所のおじさんだったという……。ちなみに朝食は、茶がゆ、サンマの丸干し、手作りの寒餅等々……。

 しばらくは里道が続く今日の旅。途中、民家の前で雪だるまを見つけました。あんまり上手にできているので、本日の“雪だるま大賞”にキマリ! きっと、登校前の子供たちが作ったんだろうなぁ……。

 雪に埋もれた熊瀬川王子。ここから先、女坂、男坂、岩神王子、湯川王子と続くのですが、やっぱり雪で通行不可能とのこと。無理を押し通さず、引き返すことも勇気。

 女坂、男坂などの難所を避け、口熊野と奥熊野の境界、三越峠からの再出発。しばらく歩くと、雪化粧した杉木立に日矢が差し込む幻想的な森に。私たちの足を阻んだ雪が、こんなに美しい風景も見せてくれます。

 猪鼻王子……の横に建っていたお地蔵さま。なんだか妙にかわいくて、マユズミ自らカメラを取ってパチリ。この後、“たっくん坂”という超急勾配の坂を登り、発心門王子に到着したところで今日の行程はおしまい。
Main PageBacknumber