黛まどか「17文字の詩」タイトルカット
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「ひめゆりの塔」「首里城」…うりずんのころの沖縄へ
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 JCB「THE GOLD」の連載「黛まどかの恋文旅情」の取材で、うりずんのころ(旧暦2〜3月ごろ)の沖縄へ行ってきました。“うりずん”とは、本土でいう“春”のような季節。年間を通じて暖かく、四季のけじめがあいまいな沖縄ですが、短い冬を終え、草木が生き生きと成長を始める季節なのです。


 沖縄に着き、真っ先に訪ねたのが「ひめゆりの塔」。偶然にも昭和20年のこの日(3月24日)から米軍の艦砲射撃が始まり、あの悲惨な地上戦へと続いていったと知った私たち。犠牲となった少女たちは、大半がまだ10代。まだ恋も知らなかったでしょうに……。平和祈念資料館に展示されたかわいいイラスト集やきれいなハンカチなどの遺品がせつなすぎました。

 首里城の外郭のひとつ「歓会門」の前で、琉球の民族衣装をまとって。熊野古道の松田聖子さん、ハウステンボスのウエディングドレス(ともに詳しくはバックナンバーを)に続くコスプレ(?)シリーズ第3弾。近ごろ、変装(?)モノを見ると、体が勝手に……。
 鮮やかな首里城正殿をバックにマユズミ2ポーズ。この首里城正殿は1992年に復元されたもの。本土の影響を受けた構造形式に、中国文化を取り入れたきらびやかな彩色や竜の文様。2つの国の文化の見事でぜい沢な融合に、往時の琉球王国の栄華が感じられます。

 金城町に残る尚真王時代の石畳。かつては4キロメートルにもわたって続いたそうなのですが、今はここだけ。第2次大戦で街のほとんどが焼失してしまった沖縄の中で、わずかに残る琉球王朝時代の名残。夕暮れの石畳を歩きながら、いにしえの琉球王国に思いをはせて……。

 門柱に乗ったシーサー(沖縄の魔よけ獅子)に赤瓦屋根。昔ながら(……といっても、戦前の建物はほとんど残っていないのですが)の沖縄の民家の前で。観光地、リゾート地としての沖縄の裏側にある、現地の人々の素朴な生活。私にはこっちの方が魅力的でした。
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