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兵庫代表 東洋大姫路 (3年ぶり10度目)

兵庫大会の写真

兵庫大会決勝(明石球場)
 姫路工
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 東洋大姫路
 【姫】真田―三木
 【東】アン、畑山―福永

東洋大姫路ベトナム籍左腕「夢かなった」

▼7月31日付紙面より

 東洋大姫路がベトナム国籍の1年生左腕、グエン・トラン・フォク・アンから畑山侑作(3年)への継投で3年ぶりの優勝を決めた。アンはひとり遅れて歓喜の輪に加わった。「こんなに早く夢がかなうとは思わなかった」と初々しい表情で喜びをかみしめた。先発したものの、3回に左足親指のマメがつぶれ、エースナンバーの畑山に後を託した。「よう頑張ったな。後は大丈夫や」。畑山に掛けられたねぎらいの言葉を信じた。

 強打と言われたチームが、フタを開けたら投手陣が奮闘した。畑山は5月、肩を痛めて45日間もボールを握れなかった。今も7割の力でしか投げられない。アンの力はもっと計算できなかった。硬球を投げたのは今春入学してから。大会直前に背番号16で急きょベンチ入りが決まった。

 初戦の太子戦こそ3番手投手だったが、計7戦で4戦先発。26回1/3で4失点とだれもが驚く結果を出した。藤田明彦監督も「あの子がいなかったら甲子園はなかった」とうなった。

 国籍こそベトナムだが、日本で生まれ、本人は日本語しか話せない。「だから僕は日本人の感覚です。(注目されても)周りのことを気にせず頑張りたい」。アンの夏は、ここからが本番だ。【土谷美樹】

 ◆グエン・トラン・フォク・アン 1985年4月24日、姫路市生まれ。城東小5年から城東野球クラブで野球を始めた。東光中野球部では2年、3年時と中播大会準優勝。175センチ、63キロ。左投げ左打ち。家族は両親と兄2人、姉1人。

(写真=(左)優勝への原動力アンを胴上げして喜ぶ東洋大姫路ナイン (右)姫路工を下した東洋大姫路ナインは応援席に向かって勝利の雄叫びをあげる)

◆Vへの足跡◆
2回戦  7―1太子
3回戦  2―0市神港
4回戦  4―2福崎
5回戦  4―1滝川
準々決勝 1―0赤穂
準決勝  2―1神戸国際大付
決勝   4―2姫路工

 ◆東洋大姫路 1963年(昭和38年)4月、東洋大学付属高の男子校として開校。同時に野球部創設。89年から男女共学となった。69年夏、甲子園初出場。77年には劇的なサヨナラ本塁打で全国初制覇した。センバツは5回出場。主なOBには米エンゼルスの長谷川滋利、オリックス1軍コーチの弓岡敬二郎ら。所在地は姫路市書写1699番地。浅井武治校長。



逆転負けに号泣

 姫路工 プロ注目の右本格派・真田裕貴(3年)は、逆転負けに号泣した。3回の打席で左太ももに死球を受け、微妙に球威に影響した。「痛いのは痛かったけど…」と涙で言葉が続かなかったが、言い訳にはしたくなかった。夢の甲子園には届かなかったが、卒業後は「プロに行きたい」と話した。


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