▼7月30日付紙面より
古豪平安が快勝で夏の甲子園切符を手に入れた。打っては主将森村俊輔(3年)を中心にした序盤の集中攻撃、守っては2年生エースの高塚雄太が立命館宇治を完封。まったく危なげない戦いぶりで4年ぶり28度目の栄冠を手にした。
殊勲の森村は前日の準決勝まで18打数5安打と不振だった。だが前夜は立命館宇治のビデオを見て、集中力を高めた。「何としても打ちたかった」と臨んだ結果が初回の先制二塁打を含む5打数3安打4打点の暴れっぷり。父稔さん(45=自営業)も平安OBで甲子園にも春夏とも出場経験があり、親子でマンモスの土を踏む夢が実現した。
原田英彦監督(41)は「こんなに楽に勝てるとは…。森村がよく打った」と主将の労をねぎらった。99年センバツにも出場したが印象が強いのは4年前、超高校級左腕の川口(現オリックス)を擁した夏の甲子園準優勝。だがそれからは勝てず「いつまでも川口をマクラにして寝てたらアカンぞ」とヤジが飛ぶことも。監督は「あのときは全国制覇が目標でしたから。今回は事情が違うけれど成長していく生徒たちに甲子園を楽しませたい」と力強く語った。【高原寿夫】
(写真=4年ぶりの甲子園出場を決め、喜びいっぱいの平安ナイン)