▽鳥取大会決勝(米子市民)
八 頭
000101000|2
000010000|1
由良育英
【八】小林良―平口
【由】福井―柿本
腰痛エース八頭・小林1失点完投
▼7月27日付紙面より
腰痛のエースが気力を振り絞り、4年ぶり5度目の夏切符をつかみ取った。左腕・小林良明(3年)は腰に3本の痛み止め注射を打って、今日のマウンドに上がった。米子工との初戦後に激痛が走り、前屈がほとんどできないほどひどい状態。控えの尾崎信吾(3年)の成長で決勝まで進出してきたが、今大会は3試合で14回1/3しか投げていない。「チームに迷惑をかけたのに、みんなは『大丈夫か』と気遣ってくれた。うれしかった」。背番号「1」として仲間に報いたかった。
序盤から気迫を前面に押し出した。スライダーを有効的に使い、由良育英を9回4安打1失点。徳永昌平監督(47)は毎回のように腰の具合を聞いたが「気力が伝わった。最後は彼と心中しようと思った」と継投は考えなかった。鳥取県勢は甲子園で6年連続初戦敗退中。「痛いなんて言ってられない」。小林はもう1度、気力の投球で勝利をつかむ。
(写真=4年ぶり5度目の優勝を飾りマウンド上で喜ぶ八頭ナイン)
| ◆Vへの足跡◆ |
2回戦 5―4米子工
準々決勝 7―4米子松蔭
準決勝 8―2根雨
決勝 2―1由良育英
|
|
◆八頭(やず)1926年(大正15年)に県立女子師範学校併設八頭高等女学校として創立。生徒数は1125人(うち女子は628人)。野球部は52年4月に創部。所在地は鳥取県八頭郡郡家町久能寺725。井上悦生校長(57)。
2年連続決勝敗退
由良育英 2年連続決勝での敗退となった。エース福井寿樹(3年)は前日25日に延長14回を完投したが、疲れを見せず2失点完投。しかし5回に勝ち越しスクイズが失敗に終わるなど、攻め切れなかった。斎尾博幸監督(40)は「2年生主体なので、来年につなげたい」と次を見据えた。
|