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常総学院発“ピンチ顔”と、古豪、平安魂って?
3月24日(日)

 日は開会式のリハーサルが行われました。甲子園の朝は早いんです…。なんてったって、選手たちが甲子園に集合してくるのは7時30分! もちろん、ヨシネーもその時間には、甲子園入り。でも、眠い…なんて言ってらんない!「おはよーございます!」の元気な選手たちの声に、いつのまにかテンションも↑に。さぁ〜今日もがんばっていこ〜!

 てさて。選手たちは、グラウンドで人文字の撮影を終えると、いったん室内練習場に入り、いよいよ入場行進のスタンバイ! …でも、この室内練習場が、毎年恒例の“記念撮影”の場に。みんな、ポケットにしのばせたインスタントカメラで、他校の選手たちと撮影会がスタート! 実は、話したかったあの選手、この選手と、友達の輪はどんどん広がっていったのでした!

     
室内練習場に整列。春のプラカードは、ボーイスカウトの方々が担当しています   関西と智弁和歌山ナイン。緒戦で対戦する相手なのになぜかこんなに仲良し!   中京大中京と津田学園   めちゃ明るい樟南ナイン。後ろに延岡工ナインも…あれ〜写ってないぃぃ〜! 後ろにかすかに見えるピースの手が延岡工ナインです…

   
「写真撮るよ〜」の一声に大集合! 朝、早いのに…みんな元気ありすぎ   行進直前、延岡工の優勝旗のリボンが取れるハプニング! 「ヤバイ、ヤバイよ〜!」大慌てのキャプテン。無事、結びつけて元気に行進していきました!   「行ってきま〜す!」室内練習場から元気に出ていく選手たち。樟南ナインが最後の行進です

 て、リハーサルが終わった後、甲子園の前で昨年の優勝校常総学院大峰部長先生にバッタリお会いしました。昨年の夏以来の再会です。「お茶でも飲もうか」と、誘っていただき、優勝旗を返しにきた選手3人と、学校関係者の方々と席を一緒にさせていただきました。そう、今大会は常総学院は出場しないので、優勝旗を返還するために、現在のキャプテン、副キャプテンが、今大会出場の32校の先頭をきって入場していました。たった二人の行進。久しぶりに見る「常総学院」のユニホーム。去年の感動がよみがえるようでいて、それでいてなんだか寂しそうで…。複雑な心境でした。

常総学院の3人。左から、塩畑智クン、成田真人クン、原周クン
 「去年の秋の関東大会も、一昨年、先輩たちが優勝していたので、開会式に優勝旗を二人で返しに行進したんです。なんだか僕ら、ずーっと優勝旗を返すことしかしてない。今度は自分たちで優勝旗を獲りたいですよー」と成田キャプテン。緊張はしなかったといいますが、「明日は“ピンチ顔”にならないようにがんばります!」…ん? ピンチ顔って何?ここで大峰部長が登場!「3年くらい前かなぁ。うちのコーチが、プレー中に目が泳いでいたり、いっぱいいっぱいな選手の顔のことを“ピンチ顔”って言って以来、常総で使っている言葉なんです。流行んないかなぁ〜」なるほど〜! “ピンチ顔”ね。わかるわかる! ニュアンスはわかるよねー。今度は、ヨシネーも使ってみよーっと。さて、常総学院の新チームは春の大会に向け練習試合真っ盛り。昨年の甲子園メンバー、横川、三浦、大崎選手らを中心に、打撃中心のチームに。「夏はみんなで来たいです!」と成田クン。うんうん、待ってるよー。なんてったって、このユニホームは甲子園が似合うんだからネ!

 日に引き続き、「影のたて役者、OB選手」編を。平安高校にもチームのお手伝いをしているOB選手がいます。平成9年。エース川口友哉選手を擁し、春、夏甲子園出場。春ベスト8、夏準優勝を果たしたチームの二塁手。村岡拓クンです。昨年、就職が決まった6月から、週末、チームのお手伝いをスタート。練習ではノックを打ったり、選手の技術指導。はたまたいい兄貴分として選手の相談相手に…と、甲子園出場の影の力として活躍していました。「平安の指導者になることが僕の夢です。でも、原田監督と、コーチのことは本当に尊敬しています。この二人以上の人はいないと思っています。現役時代とは違って、またいろんなことを学ばせていただきました」。原田監督は、毎年、卒業の時、“人生に野球の心を”と書いたボールを卒業生全員に渡すのだそうです。「この言葉の意味。卒業の時はわかっていたつもりだったけど、こうして、野球を離れることになった今、あらためてこの言葉の深さを感じます。1年でも野球を続けられる人。そうでなければ、その野球の心を何かしらの形で持ち続ける人が一流。それが平安で学んだ野球なんです」

「緒戦が雨で1日延びてくれれば、週末、応援に来れるのに…」と村岡クン

 この春大学を卒業。明日から、研修がスタート。4月1日からは東京に赴任が決まっているそうで、この日がチーム帯同最終日になってしまいました。中には、「これまで村岡さんが来てくれる週末の練習が楽しみでした」なんて言ってくる選手もいて、「思わず、グッときましたよ〜」と、野球の現場を離れることに悔しさがいっぱい。「野球を続けたくでもできないがでけへんようになって、わかることがたくさんある。だから、今思う存分、野球をやって欲しいです」。東京に行ったらすぐに“平安東京OB会”に挨拶に行くとか。「社会に出ても、“平安OB”の看板はしょっている。その名に恥じないように頑張ります。他の人とは違うところを見せたい。それが監督への恩返しです」いつも、甲子園に平安が出場すると、“古豪”とうたわれますが、こうしてOBの話を聞いてあらためてその伝統の大きさを知らされました。

 今回、主将でエースの高塚雄太クンは、いつも「平安のプライドにかけて」と言います。その意味がいつもいまひとつわかりませんでした。平安で野球をする。甲子園に出場する。それは、たくさんのOBの野球への熱い思いを背負っているということ。だからこそ、中途半端なプレーはできない。勝敗にかかわらず、平安のこの甲子園での戦いぶりが楽しみです!


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