金光大阪・吉見君と親友との絆は深〜い!
3月29日(金)
今日、ヨシネーが注目したのは、第3試合の金光大阪対明徳義塾戦。金光大阪のエース、吉見一起クンは、最速143kmの今大会、注目のピッチャーです。そして、大阪ということもあり、スタンドにはたくさんのお客さんがかけつけていました。誰もがこの緒戦でのピッチングに、大きな期待をしていました。
「親友が打たれてしんどそうにしている姿を見ているのは、辛かったです…。あんな吉見を見るのは初めてです。いつもは明るいヤツなのに…。助けてあげたい。でも、僕にはどうすることもできないんです。そんな無力な自分がもどかしくてしょうがなかったです…」
金光大阪のエース、吉見一起君クンの親友、サッカー部の山鷲元気(もとき)クンが試合後、さびしそうに話してくれました。「吉見とは2年から、同じクラスです。普段は、授業中に消しゴムを投げたり子供っぽいところがあるんですよ(笑)。気取ってなくていいヤツです。でも、野球のこととなると真剣。普段から肩のことを気にしたり」
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右が吉見クン、左がキャプテンの和田健太郎クン。ほら、吉見クンって優しそうな顔してるでしょ〜!
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厳しい練習で辛そうでも、弱音をひとつも吐かず。いつもニコニコ接してくれる。そんな親友、吉見クンを“尊敬しています”といいます。友達のことを“尊敬”なんて、なかなか言えないよ。「野球に対する真剣さ。普段の生活での気配りや優しさ。すごい選手なのに、全然気取ってない。ホンマにええヤツなんです」普段はふざけあっていても、本音の部分で信頼して、尊敬しあえる友達っていいね。
そんな親友が見守る中、試合は始まりました。しかし――10被安打を浴び7失点。武器にしていたスライダーはキレがない。カーブが落ちない。いつもと違う吉見クンがマウンドにいた。「あんな吉見を見たのは初めて」と、試合後、チームメートも一様に口を揃えていました。でも、その後にこう続きます。「でも、アイツは悪くない。吉見で打たれたなら、僕らも納得です。みんなでもっともっと力をつけて、ここに戻ってきたいです」
“オマエは悪くない。またみんなで来ような”チームメートが優しい言葉をかけてくれるほど、力を出し切れなかった自分が悔しくてしょうがない。試合後、スタンドに挨拶に行ったとき、吉見クンは泣き崩れてしまいました。「スタンドの皆さんからの“吉見コール”は聞こえていました。ピンチになったら、スタンドの“金光”っていう人文字を見るようにしたんです。本当に励みになりました」その人文字の中にいた山鷲クン。親友の応援の声は、ちゃーんと吉見君に届いていたんだね。
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金光大阪のアルプスにて。右が吉見クンの親友、サッカー部の山鷲元気クン! その名の通り、ゲンキな山鷲クンでした!
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「吉見には泣いて欲しくなかったです。涙なく、自分の負けを受け止めて欲しかった。でも、アイツの涙を見たら、僕までも悔しさ、悲しさイッパイになって、負けを受け入れられなくなってしまったから…。悔しいです」
でも、吉見クンにはまだ夏があるんだよ。試合後、吉見クンは言っていました。「相手の方が上。僕の力が劣っていると思いました。夏までにもっともっと力をつけて、大会ナンバー1といわれる投手になって帰ってきます…」。
今日のこの大舞台で投げる親友の姿を見て、「別世界の人みたいでした。うらやましかったです…」と山鷲クンも影響を受けたようです。「早く、今までの自信であふれるアイツに戻って、また努力して欲しい。俺もインターハイ出場めざして頑張るから。オマエも一緒に頑張ろうな! 俺も全国の大舞台に立って、今度はアイツに見せたんねん!」親友であり、よきライバル。吉見クン、いい友達だね。お互いに刺激しあって、もっともっと大きくなって、夏、この大舞台、甲子園に帰ってきてね。もちろん、今度はもっともっと勝ち進んで、山鷲クンに、1試合だけじゃなくたくさんの試合。応援させなきゃね!
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