練習の成果を思う存分発揮した鳴門工新原クンと報徳学園長瀧クン
4月4日(木)
見た見た? ビックリしちゃったよー! 今日の鳴門工。関西との試合で延長10回表にスクイズで決勝点をただきたしたのは、新原由嗣クン。昨日の日記にも書いたんだけど、大体大浪商戦中にベンチの前でこけた2人が昨日の試合で大会タイ記録をたたき出す大活躍。そんな二人をうらやましがっていたのが新原クンでした。二人に刺激を受けたのかなぁ。とにもかくにも、この決勝打には、感動よりも(ゴメン!)ビックリのヨシネーでした。
そんな新原クン。逆転した後の延長10回裏、関西の攻撃2アウト。二塁の守備につきながら、涙がこぼれてきたそうです。
「実は、勝てる気持ちなんて全然なかったから…」。決勝打となったスクイズも「心臓はバクバク! 絶対にムリや〜って思ってました」
|
|
センバツの目標が「1勝」だなんてチームとは思えない活躍! 明日はいよいよ決勝だよ!
|
チームではつなぎ役の新原クン君。甲子園に入ってからもバントは人一倍時練習していたそうです。「他の選手が1球打つと、自分は4,5球を打ちました」。実は、新原クンには苦い思い出があったのです。このセンバツ大会、直前の3月13日。鳴門第一との練習試合で送りバントを失敗。全員が連帯責任で、2時間のバント練習をさせられてしまいました。「オマエのせいじゃないってみんなに言われたけど、申し訳なかったんです」もう二度と失敗するものか…。そんな気持ちが、今日の一打につながったんだね。 「ラッキーですね!」 練習の成果を実感した。やればできる。そんな大きな自信を手に入れた新原クン。164cmの小柄な体が、とっても大きく見えました!
さて、次の試合、福井商対報徳学園戦。この試合では、報徳学園を担当しているS記者とガッツポーズでした。
7回裏、この回、4対1と逆転に成功。なおも、2アウト二、三塁で長瀧クン。センター前にはじき返した球。この一打で、ダメ押しの2点を追加し、試合を決めたのです。
皆さんも知っての通り、これまでの報徳学園というとエースの大谷クンだけが注目される展開でした。連投の続く試合。選手たちは、「大谷をラクにさせてあげよう」といい続けてきました。でも、どうしても調子がでなくって、気持ちと体が空回りしてしまう選手がいました。4番の長瀧雄太郎クン。彼もその一人でした。守備では、2試合連続でエラー。打っても、これまで10打数3安打。4番らしい活躍ができていませんでした。
前夜のミーティングでは、「下位打線が頑張ってんのに、お前はなんや。守備もビシっとせい!」と監督に喝を入れられたのだそうです。「俺はダメや…」そう思いかけ、部屋に戻ろうとしたそのとき、監督が長瀧クンに声をかけました。
「甲子園を楽しめや」
憧れの甲子園。楽しいはずの甲子園。「俺は何をやっていたんやろ…」目が覚めた瞬間でした。「打とうという気持ちが強すぎて空回りしていたんだ。気持ちを切り替えていこう」
|
|
明日の決勝戦を前にして、元気いっぱいの報徳学園ナイン。エラーがあっても、それをすぐに笑いのネタにしちゃうんだって。だからみんな落ち込まずに、次の試合に迎えるのかもネ! チームワークはバツグンです!
|
試合前の室内練習場では、監督が付ききりで指導。ティーを放ってもらい、「バットがちょっと下から出ている」というフォームをチェック。また、ボールを転がしてもらい、捕球。守備の基本を最終チェックしたのだそうです。「“絶対にいける”と監督に言われたし、自分でも、自信が沸いてきていました」
7回裏が終わり、ベンチに帰ってきた長瀧クンが満面の笑を監督に向けました。「よかったな。次は守備やぞ」永田監督も、長瀧クンの笑顔に応えました。4試合目にして初めて自分らしいプレーができた長瀧君クン。「監督には、技術はもちろんですが、感謝の気持ちを教わりました」甲子園を楽しむことが一番の恩返し。明日の決勝戦。「4番、長瀧クン」のコールに、胸を張ってバッターボックスに、向かえるね、長瀧クン!
|