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フリーアナウンサー・木場弘子(37)
「聞く気ないなら出ていって!」
【8月13日紙面より】
明るく、熱心に答えてくれる。それに、何より美人だし、こんな先生に教えてもらいたかったなあ…。そんなことを思いながら、目の前に木場弘子さん(37)。フリーでアナウンサーや司会をする一方、昨年の6月から母校の千葉大教育学部で非常勤講師も務めている。
授業のタイトルは「表現と演出」。自分の仕事を通して得た経験を踏まえ「インタビュー」「朗読」「アドリブ」などをテーマに講義する。 木場 受講者は、これから教師になろうという学生さんが多いんですが、みんなおとなしい。「質問ありますか?」と聞いても返事がない。で、帰ろうとすると「ちょっと…」って追いかけて来て個人的に質問したりする。ディベートの経験が少ないからかもしれないけど、もう少し他人の前で、恥ずかしがらず自分の意見を言うのも大切ですね。それこそがまさに講義のテーマですけど。 母校の恩師から話を持ちかけられ、「喜んで」と二つ返事。 木場 昔から教えることには興味がありましたから。私、小学校2、3年をノルウェーで過ごした帰国子女なんです。で、戻って学校でいじめにあって、それなら将来、いい先生になりたいって、学部も教育学部に進みました。結果的には、もう1つの夢だったテレビ局へ就職しましたが、教えることへのあこがれは続いていました。 熱き思いで教壇に立つ。もちろん怒ることも? 木場 エェ。授業が始まったのに、まだメールをしている学生がいたのね。だから「聞く気がないなら、お外で、どうぞごゆっくりって(笑い)」。 学生さんに、一番に伝えたい思いは。 木場 「将来、先生になった時、失敗しない子を育てようとするのではなく、どうやって失敗を解決していくのか、そこのところを一番に考え、教えてあげられるような先生になって欲しい。社会に出たら、子どもたちは、きっといっぱい失敗すると思うけど、それを解決できる力を育てる教育者になって欲しい」。 それは、きっと、小2の息子を持つ母としての、木場さんの思いでもあり、世の、子を持つ親の共通の思いでもある。【馬場龍彦】 (写真=インタビューに答える木場弘子)
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◆木場弘子 1964年(昭和39年)11月1日、岡山市生まれ。千葉大教育学部卒業後、87年TBSにアナウンサーとして入社。スポーツキャスターとして活躍。92年、プロ野球与田剛投手(当時中日、現NHK解説者)と結婚しフリーランスに。現在はテレビキャスターや講演活動。また、浦安市教育委員でもある。
◆国立大学・非常勤講師 教授の推薦を受け、教授会が承認すればOK。特に資格や条件が決まっているわけではない。他の大学で教えているなどの経験や、論文、著述などが推薦の大きな理由になるケースは多いが、仕事を通しての社会的貢献なども評価の対象になる。1回の授業の報酬は1万円前後。
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