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芸能人こっちも本業 マジにやってます
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 お笑い芸人・大平サブロー(46)
海で培ったモラルが仕事にも好影響

【8月29日紙面より】

大平サブロー  故横山やすしさん(享年51)のモノマネで、参院議員でタレントの西川きよし(56)と「新やすし・きよし」を組み、タレントとしても活躍する大平サブロー(46)は、機転の利いたトークと清潔感あふれるキャラクターが魅力。関西ではレギュラー8本を抱える売れっ子で、外洋航海も可能な「1級小型船舶操縦士」の免許を持ち、仕事の合間を縫って海へ繰り出す。活躍の背景には「海で培ったモラルの影響が大きいですね」とサブローは語る。

 かつて太平シローとのコンビで漫才ブームに乗ったが、88年に所属の吉本興業から一時独立。本人いわく「東京へ『留学』してた時に免許を取ったんです」。“自由”を求めたサブローは大海原への思いをはせ、88年にダイビングのライセンスを取得。91年には、船舶免許を取得した。

 「免許持ってる友達が『どうせなら4級より、機関士の免許次第では海外まで行ける1級の方がいい』と勧めてくれたんです」。91年に9連休をなんとかつくり、広島県で7日間の集中講義を受け、1級免許に合格した。「船の運転は意外と簡単。難しいのは離岸と着岸だけ」。しかし、その分、本人のモラルを問われるところは大きい。

 「船で事故したら、貸した方も罰則あります。海で学んだモラルが、テレビ通じて『この人、ちゃんとしている』ということが伝わってくれていると思いますよ」と語る。

 サブローはプライベートも含めて1年に3〜4回、グアムや沖縄、パラオに出掛ける。旅先で船を借り、操縦するという。「行った先ではいつも潜るんですけど、海中に沈むゴミを目の当たりにすると、だれでもエコロジスト(環境保全論者)になりますよ。ビニール袋1枚、海中に溶けるまで200年かかるんです」。以前、大阪・南港に潜った際、ヒトデしかいなかったそうで「どんな海や…、と怖くなった」という。

 船舶免許が直接、仕事にかかわってくることはないが、間接的にタレント・サブローに与える影響は大きい。「例えば飲みに行って、おっちゃんにからまれたりすると、仕事が乗ってない時は胸が痛んで嫌になります。でも海の中なら電話もつながらないし、周囲も気の許せる友達だけですから」。最高の気分転換にもなっている。

 「将来、年取ったら今ほどに働けるわけじゃない。その時は自分で船買って、どっか南の島で船の世話しながらダイビングショップでも開こうか、と夢を持てるでしょ。そのために今、頑張るんです」。趣味と仕事を両立させながら、自身の夢へ向かうエネルギーを生み出している。【村上久美子】

(写真=1級小型船舶操縦士の免許を手にする大平サブロー)


 ◆大平サブロー(たいへい・さぶろー)本名・芦田秀嗣。 1956年(昭和31年)2月24日、大阪市生まれ。会社勤めを経てレツゴー三匹に師事。76年に太平シローとコンビ結成。80年、NHK上方漫才コンテスト最優秀賞を受賞。86年には上方漫才大賞を獲得。92年にはコンビ解消。その後はバラエティー番組の司会などでも活躍。故横山やすしさんのモノマネを生かした焼肉のCMも話題。

 ◆1級小型船舶操縦士 ジェットスキーなどを運転できる小型船舶免許の中での最高ランク。1級を取得すれば、20トン未満の船舶で平水区域、陸岸から100海里(約180キロ)以内の航行ができる。学科試験に合格した後、実技試験を受ける。取得方法は国家試験を経て挑む方法と、国土交通省が指定する講習機関で受講する方法と2種類。受験資格は1級は18歳以上、矯正視力が両目とも0.6以上、色覚異常または強度の色弱でないこと、聴力は両耳とも5メートル以上の距離で弁別できること、など。



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