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大人の女性が選んだ天海祐希 「第5回日刊スポーツ・ドラマグランプリ」の助演女優賞は、フジテレビ「水曜日の情事」で、愛する夫を奪った親友と、女の心理戦を繰り広げる妻を好演した女優天海祐希(34)が射止めた。01年度は「連弾」で日刊スポーツ映画大賞の助演女優賞も獲得した。その確かな演技力、存在感は、テレビ、映画の区別なく実証された。
(写真=「水曜日の情事」で助演女優賞を受賞した天海祐希は満面の笑みでインタビューにこたえる(撮影・北条貴史))
「この前は惜しかったんですよね」。99年度の第3回ドラマグランプリのことを覚えていた。日本テレビ「素敵にライバル」に主演した天海は、TBS「ビューティフルライフ」の常盤貴子(30)に次ぐ2位だったのだ。トロフィーと記念盾を受け取った天海は「うれしい〜ぃ!」と喜びの言葉を連発した。「『これからも女優を続けていいよ』と言われたような気がして。この仕事に就くことができて、頑張っていきたいなと思っていた矢先でしたので、とても勇気が出ます」。 宝塚退団から3年目。女優業が軌道に乗らず悩んだ時期もあったが「時間と経験、人との出会いがいい意味で自信をつけてくれました。大人になりましたね」と笑顔を見せた。その変化と呼応するように、客観的な評価も高まった。昨年から今年にかけて映画女優として日刊スポーツ映画大賞、ブルーリボン賞などを受賞した。映画、ドラマの区別なく映像文化に欠かせない存在が実証された。 「水曜日の情事」は不倫劇。天海は、夫が自分の親友と愛し合う状況に置かれた妻を演じた。不倫を察しながらも打ち明けられるまで、表面上は明るく振る舞い続ける。ドラマが佳境に入ったころ、天海をよく知る友人から電話があった。「あなたのことだからそのうち、あんな男をぶっちぎるんでしょ? 早くギャフンと言わせてよ」。普段の天海と役柄を混同した注文だった。
妻は不倫に気付きながらも家庭生活を続ける。結局離婚するが、夫はよりを戻そうとしたり、愛人になびいたり…。その優柔不断さで、双方から見捨てられる。「私だったら、自分を選んでくれない段階で慰謝料もらってさっさと別れます(笑い)。男性の皆さん、迷ってないできちんと自分の大事な女性を選ばないとだめですよ!」。ドラマはもちろん、天海の言葉も、世の男性にとっては、身に染みる“警告”である。
持ち点と総合得点の合計で、天海がただ1人5000点を超え、6000点に迫る高得点を獲得した。持ち点の段階では、2128点のうち女性票が1665点と同性の圧倒的支持を得た。最終投票でも、世代別では30代、40代、50代で1位、ドラマの制作側が狙った大人の女性のハートをがっちりつかんだ。最終投票で、NHK大河「利家とまつ」でもノミネートされ、票が割れることが懸念されたが、こちらも3位に入り女優として高い支持を得ていることを実証した。「ムコ殿」「ガッコの先生」の竹内結子、「3年B組金八先生」の好演が光った上戸彩、「ちゅらさん」の菅野美穂らが健闘した。
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【注】(1)同順位は、4期に分け実施した助演女優賞候補を選ぶ読者投票の各期上位者計36人をノミネート者として、4月13日付芸能面で行った最終投票の得点です。(2)男女別、年代別順位を表す数字の左が電話投票、右がインターネット投票です。(3)局(東京キー局)の(N)はNHK、(日)は日本テレビ、(T)はTBS、(フ)はフジテレビ、(朝)はテレビ朝日。
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