
第3回 たのきんトリオ
ジャニーズの礎を築いた
男性アイドル王国ジャニーズ事務所の、現在につながる礎を築いたのが、近藤真彦(37)田原俊彦(40)野村義男(36)の「たのきんトリオ」だ。79年にTBS「3年B組金八先生」でデビューし、80年にはプロマイド売り上げでも一躍、上位に躍り出て、3人は瞬く間にスター街道を突き進んだ。
人気が出始めたころ、3人ともニキビ顔だった。撮影後、ニキビを修整して消そうとも考えたが「逆に若々しさが感じられる」と、修整なしでプロマイドにした。特に人気があったのは近藤で、サインは当時1万円の値がついたこともあったという。
プロマイド撮影は、主に東京・浅草のマルベル堂本社やレッスン場で行われた。カメラマンの中村孝さん(53)は「熱気あふれたダンスの練習に圧倒された。みな、あいさつがしっかりしていて、礼儀が正しかったことを覚えています。親しみやすく、特に野村さんとはよく世間話をしましたね」と懐かしそうに話した。
「たのきん」以後、ジャニーズからシブがき隊、少年隊、光GENJI、SMAP、TOKIO、V6、嵐など続々とトップアイドルが生まれている。来年3月にはジャニーズJr.の滝沢秀明(19)がソロ歌手デビューする。ジャニーズとしては近藤以来、22年ぶりのソロ歌手となる。
ジャニーズの“長男”の近藤がソロデビューした時、滝沢は生まれてもいなかったが「たのきん」が築いたスター街道を彼もしっかり受け継いでいる。【岩田千代巳】
◆1980年プレーバック 政治では5月に大平正芳内閣不信任案が可決され衆院解散。6月の衆参同日選挙中、大平首相が急死し、自民が圧勝、7月に鈴木善幸内閣が成立した。芸能では3月、山口百恵さんが婚約発表し10月に日本武道館でラストコンサート。百恵フィーバーの年となった。この年のヒット曲は八代亜紀「雨の慕情」、谷村新司「昴」。ルービック・キューブが大流行した。
| 1980年売り上げベスト10 |
【女性】
(1)松田聖子
(2)藤谷美和子
(3)三原順子
(4)薬師丸ひろ子
(5)大場久美子
(6)石野真子
(7)榊原郁恵
(8)倉田まり子
(9)山口百恵
(10)石川優子
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【男性】
(1)近藤真彦
(2)田原俊彦
(3)川崎麻世
(4)野村義男
(5)西城秀樹
(6)渋谷哲平
(7)郷ひろみ
(8)田中浩二
(9)井上純一
(10)沢田研二
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