
第10回 羽賀研二
青春時代はバスケに燃えた

沖縄で高校時代、バスケットの選手だった。羽賀研二(39)自身もうまかったしチームも強かった。国体、インターハイに出場した。本当は、アメリカに行ってバスケットの指導員になりたかった。183センチという身長が、バスケ選手としては低いという思いが、その夢を捨てさせた。「身長さえあれば、ぼくには『やればできる』って気はあったんですけどね」。
30分ほどの短いインタビューだったが、沖縄で熱くバスケットにかけていた青春時代が、そこで培った根性が、この人の“原点”ではと感じた。
高校を卒業後、スカウトされて上京。「いいとも青年隊」で人気者になった。野々村真(37)久保田篤(41)との3人組。プロマイドも売れた。84年にはチェッカーズについで2位になった。「写真を撮った時、覚えてますよ。田舎から出てきて、ああ、これで僕も芸能人の仲間に入れたって思いでしたね」。
解散後、それぞれ独自の道を歩いた。「野々村君は自分のキャラクターを構築しましたよね。大変クレバー。久保田君も芸能界で最強のパチプロというイメージをつくり上げた。リッパなことだと思います」。
30をすぎ、梅宮アンナ(28)との出会い、その愛の行方ばかりを注目され、そして、別れた。
「別れがターニングポイント? そうですね。その時はショックで7キロ近くやせましたけど、今は『本当に幸せになってください』と思うだけです」。気負うことなく腐るふうでも、へこたれてもいない。
今年、NHK大河「北条時宗」に北条時茂役で出演した。好評だった。「40代をどう生きていこうか、今、じっくり考え、楽しみにしているところです」。現在39歳。今度は、自分自身の力で次なるターニングポイントを走り抜ける決意。バスケに燃えた青年が、そのまま目の前にいた。【馬場龍彦】
◆1984年プレーバック 中曽根内閣。大きな社会事件が相次いだ年。週刊文春の「疑惑の銃弾」からロス疑惑事件が始まり、グリコ脅迫事件も起きた。「投資ジャーナル」グループが摘発されたのもこの年。阪急ブーマーが外国人初の3冠王達成。ミスターシービーが4冠馬。歌では「北の蛍」(森進一)「北ウイング」(中森明菜)「ワインレッドの心」(安全地帯)などがヒット。
| 84年売り上げベスト10 |
【女性】
(1)菊池桃子
(2)原田知世
(3)森尾由美
(4)中森明菜
(5)クラッシュギャルズ
(6)岡田有希子
(7)薬師丸ひろ子
(8)伊藤麻衣子
(9)高橋真美
(10)宇沙美ゆかり
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【男性】
(1)チェッカーズ
(2)羽賀研二
(3)真田広之
(4)三田村邦彦
(5)高木淳也
(6)山本陽一
(7)麻見和也
(8)松村雄基
(9)竹本孝之
(10)本田恭章
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