
第18回 小林幸子
初撮影から38年 幸子の歴史は演歌の歴史

NHK「紅白歌合戦」で毎年、派手な衣装で茶の間を沸かせる小林幸子(47)。63年、10歳の時に「うそつき鴎」でデビューし、天才少女といわれた。マルベル堂で初めてプロマイドを撮影したのは、9歳の時だった。
「小さかった私は、すべてが大きく見えました。お化粧をしてもらい、洋服を着て、すごく胸がときめきました。たくさんのスターたちの写真に囲まれたスタジオでの1日。そこだけが別世界でした」。初めてサインを書いた時はうれしいような、恥ずかしいような気持ちで、芸能人になったことを肌で感じたという。
今回のプロマイドと写真は、小林が20代のころ。79年に「おもいで酒」が大ヒットし「第21回日本レコード大賞最優秀歌唱賞」など数多くの賞を受賞して、紅白に初出場した。

同じころ、石川さゆり(43)が「津軽海峡冬景色」をヒットさせた。以来、2人はコンスタントにヒット曲を出し、現在も演歌界のトップに君臨している。また、神野美伽(35)ら後輩が続き演歌界を支えている。
小林は「初めてプロマイドを撮影してから早いもので、38年たちました。今も、こうして忙しくしていられることに感謝し『いつも一生懸命』を信条に歌だけではなく、たくさんの芸事に挑戦していきたいと思ってます」。
昨年の紅白を最後に、派手な衣装を“卒業”することを宣言した。今年の紅白には、どんな「小林幸子」が登場するのだろうか。【岩田千代巳】
◆1963年プレーバック 小林がデビューした、この年11月にケネディ米大統領がダラスで暗殺され、ジョンソン副大統領が大統領に昇格。日本では1月に初の長編アニメ「鉄腕アトム」がフジテレビで放送開始。12月にプロレスラー力道山が刺殺された。歌謡界は、舟木一夫の「高校三年生」、梓みちよの「こんにちは赤ちゃん」が大ヒット。ボウリングが人気を集めた。

| 61〜63年売り上げベスト10 |
(1)加山雄三
(2)田宮二郎
(3)星由里子
(4)松方弘樹
(5)岩下志麻
(6)高橋英樹
(7)本間千代子
(8)スリーファンキーズ
(9)和泉雅子
(10)舟木一夫
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