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小野の腹痛は虫垂炎、関係者が明かす

 W杯日本代表MFで体調不良を訴えていた小野伸二選手(22=フェイエノールト)が虫垂炎を発症していることが29日、関係者の話で分かった。開幕が迫ったW杯出場を優先するため手術は避け、薬による治療で痛みは治まっているもようで、6月4日の1次リーグ初戦ベルギー戦をはじめ、W杯での活躍に不安が募っている。

 小野選手は29日夜、静岡県で最終合宿中の代表チームに再合流した。

 小野選手は24日から腹痛を訴えていたが、25日のスウェーデン戦(東京)に強行出場。26日に検査を受けた後、埼玉県川口市内の病院に入院し、さらに精密検査と治療を行った。日本サッカー協会は疲労による腹痛で、すでに完治していると公表していた。

 日本代表では、FWの西沢明訓選手(25=C大阪)も先の欧州遠征中に急性虫垂炎となり、スペインで手術。コンディションが整わないまま、代表合宿に参加している。

 小野選手は昨夏にオランダに移籍。レギュラーとなり日本選手として初めて欧州連盟(UEFA)カップ優勝にも貢献した。W杯でも中盤の主力として期待されている。虫垂炎をかかえたまま臨む大会での体力不安が懸念される。

 ◆虫垂炎とは 右下腹部の盲腸の先にくっついているヒモのような部分にあたる虫垂が炎症を起こす疾患。人間に最もよくある外科的な疾患だが、原因には腸内の細菌やアレルギー説などさまざまな説があり、はっきりとは分かっていない。東大の小俣政男教授によると、激しい練習で疲れがたまったり、海外の往復で体調のバランスを崩すと免疫力が低下して虫垂炎を起こすことは十分に考えられるという。虫垂が破れるような重症ならば非常に痛く手術が必要だが、軽症ならば抗生物質で治癒することもあり、試合に出られないことはないという。(共同)

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