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<130回>鹿嶋市隣の麻生署

フリーガン対策 留置施設3倍

 開幕まで、きょう31日でちょうど365日。「プレW杯」のコンフェデレーションズ杯も開幕し、準備もいよいよ本格的になる。世界最大のスポーツイベントを迎える日本と韓国、そして「世界」がやってくる各開催地の今を紹介する。

W杯に向けて、各開催地がもっとも頭を悩ませているのが「フーリガン」の問題だ。知識としては分かっていても、実体験がないだけに未知の部分も多い。映像などで送られてくるものはショッキングなものばかり。まだ見ぬ「ならず者」に神経をとがらせながら、各警察署や警備担当者は、策を講じることになる。

 コンフェデレーションズ杯の会場にもなるカシマスタジアムのある茨城・鹿嶋市。ここに隣接する麻生町の麻生署が、留置施設を改築した。総工費3億6000万円をかけて、面積は210平方メートルから約3倍の約600平方メートルに広がった。部屋数も6から18に、収容定員も11人から36人と3倍以上に増え、茨城県内では最大規模になった。4月16日から運用されている。

 県内の留置施設には、2000年で延べ11万7870人が入った。過去最高を記録し、今後も増加が予想される。県内各署で慢性的な満室状態が続き、特に施設の少ない県南部の整備が急務となっていた。それが増築の要因でもあったが、麻生署では「2002年W杯の対策としての一環」と説明する。暴れるフーリガンを収容するのに、地元・鹿嶋署だけでは足りないという事態を予測している。

 県警にも4月6日にW杯の警備対策室が発足した。フーリガン対策や雑踏警備対策などの準備を進めている。きょう31日にカシマスタジアムで行われるコンフェデレーションズ杯1次リーグ、ブラジル―カメルーン戦では県内各署から600人以上を動員。会場周辺の交通規制、違法駐車の取り締まりを行い、大会期間中の交通状況を把握。万全の体制を敷く。

 県警では「今大会にフーリガンはいないと思うが、来年の本大会(W杯)へ向けて、今大会を生かそうという考えです」と話す。W杯開幕までちょうど1年。世界規模のイベントに、警察も着々と準備を整えている。【久野朗】



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