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<134回>集まらないボランティア
J2で仙台が首位争いを演じ、来年にはW杯も開催される。さぞ宮城県は盛り上がっているだろうと思われるが、実際には違う。5月末現在、ボランティア応募者は160人で、開催10自治体中最下位。神戸市が713人と順調に数を伸ばす中、あまりに寂しい数字だ。
宮城県の募集人員は、会場などで大会を運営する「JAWOC(日本組織委員会)ボランティア」1000人、空港や駅での観客案内などを担当する「開催地ボランティア」600人の計1600人。応募者は、まだ1割にしか達していない。4月半ばからの応募から1カ月半がたつが、反応は鈍い。 理由として、まず、ボランティアの募集自体が知られていない。さすがにW杯が開催されることは知られているが、開幕まで1年を切ったということは実感されていない。宮城県W杯推進局は、今月15日までの募集締め切りを月末まで伸ばすことも検討している。さらに、専門学校などにも呼び掛けて、人集めをする計画もある。 確かに、今季好調の仙台はホーム7戦すべてに観客数1万人超を記録し、リーグでは傑出している。サッカー熱は決して低くない。しかし「ベガルタじゃないと、どうもね」というサポーターも多い。みちのく気質か「おらがチーム」への支援は惜しまない。ただ、思い入れのないものへの感情移入はことさら薄い。未知のものに対する警戒心が強いといってもいい。 10日には、W杯1年前イベントとして宮城県選抜対在日大韓蹴球団の対戦が宮城スタジアムで行われるが「興味ない」と答える人が圧倒的に多い。いかにW杯に親近感を持たせるか。東北地区の盛り上がりのカギは、そのあたりにありそうだ。【北村典子】
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