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<137回>世界のIWATA目指して

つながり広げる市役所開放

 W杯を1年後に控えた6月、静岡・磐田市役所4階の記者クラブが7月からあらゆるメディアに開放されることが発表された。市役所職員は「近くにW杯の会場となる静岡スタジアムもありますしね。世界とつながっていこうという姿勢、受け入れるという姿勢の1つの表れです」。W杯を単なるスポーツイベントとだけとらえるのではない。サッカーは窓口にすぎない。人、情報、文化の交流、産業の交流まで視野に入れる。2つのJクラブを持つサッカー王国静岡県。W杯のとらえ方も表面だけではない。

 会場として建設された静岡スタジアム・エコパは県西部の袋井市にある。J1磐田のホームタウンの磐田市のとなりの市だ。新設された愛野駅から磐田駅はJR東海道本線でも2駅約10分程度。その磐田市は「磐田スポーツ交流の里」という施設を建設中でW杯キャンプの招致活動も行っている。すでに、アフリカ、南米、欧州、多くの国々とかかわりを持ってきた。

 「1つの国の代表が来て、使って、帰って。それで終わりではない。もうすでにW杯は始まっているといえます」。W杯のアピール、ベースキャンプ招致の活動を通して、世界各国と連絡を取り合う。サッカー関係者から、ほかのスポーツ関係者、市民、大使。2002年の本番で直接の交流は実現しなくても、事前交流の経験がつくったつながりが、新しい交流をつくる。

 「過程が大切。エコパにしても、スポーツ交流の里にしても、W杯へ向けて行っている活動が、経験をつくる。世界各国の都市と、人から始まって、文化、産業とつながりが広がっていく。W杯はいいきっかけですよね」。かつて「磐田」が読めず「バンタ」と読まれた。1994年(平成6年)に磐田がJリーグに登場し「イワタ」の名前は全国に知られ、今では「IWATA」としてアジアに広まっている。さらに世界の「IWATA」へ。大きなチャンスに、夢は広がっていく。【清水優】



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