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<138回>横浜でのW杯シミュレーション
横浜国際競技場は、異様な雰囲気だった。この日のコンフェデレーションズ杯準決勝、日本―オーストラリア戦は、決勝も行われるW杯の予行演習。W杯横浜開催推進委員会は、朝から会場の警備に追われた。警備責任者は話す。「試合が無事に終わることが目的。もちろん来年の予行演習も兼ねています」。 委託した警備会社の警備員は900人。ボランティア200人を含めて1100人態勢を敷いた。通常は警備員が100人ほどだから、実に10倍以上。入り口では、入念な持ち物検査。4つのゲートで各16カ所。2人1組で危険物(ビン、カン、爆竹、発煙筒など)がチェックされた。席に向かう途中でも、チケットの再確認が行われた。報道陣入り口でもX線による持ち物検査。「本当はファンの持ち物もX線で検査したい」と担当者。10日の決勝戦では、金属探知器によるボディーチェックも行われる。 一方、神奈川県警も警察官1000人を動員。「通常イベントでは150人ほど」を、大幅に増やした。カナダ、カメルーン戦が行われた新潟よりも100人増。また最寄りのJR新横浜駅と小机駅では、入場ゲート別に観客を誘導した。市職員約70人と約8000枚のカラー案内板で対戦する両チームのサポーターを別々に会場に向かわせるシミュレーションを行った。同県警にとって「フーリガン対策」が最重要課題。サポーター同士の接触を避けるための措置だった。 この日は、慣れた日本の試合だったために大きな混乱はなかった。いい予行演習になったようだ。本番まで多くの問題を抱える中、準備だけは着実に進められている。【中村誠慈】
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