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<139回>日韓交流目指す神戸の韓国サッカー

一般市民が主役…草の根

 今月1日、日韓交流を推進する神戸発の「使節団」が韓国・釜山に降り立った。日本人、在日韓国人合わせて約40人。一行は釜山のW杯組織委員会を訪ねて「神戸をよろしくお願いします」と日本語と韓国語で書かれた笹山幸俊・神戸市長名の書面を手渡した。W杯会場の釜山総合競技場も見学。同組織委によるビデオ説明も受けた。収穫たっぷりの2泊3日だった。

 同ツアーを企画したのは在日本大韓民国青年会・兵庫県地方本部(神戸市)。史上初の共催W杯を1年後に控え、どう交流を図ればいいかは戸惑いがちだ。だからこそ「実際に行ってみないとその国のことは分からない」とツアーを企画、実現にこぎつけた。参加者は会社員、学生、OLら一般市民ばかり。同会の金勝幸(キム・スンヘン)会長(33)は「好評でしたよ」と満足げに話した。

 ツアーは、一昨年始まって今年が3回目。昨年も30〜40人でソウルを訪れた。韓国W杯組織委員会にも赴き、事務総長と面会。この時は、神戸市のW杯推進室長名の書面を手渡した。自由時間には、現地に住む韓国人との交流も図った。まさにW杯をきっかけにした草の根の日韓交流だった。

 同会では来年のW杯を見越して、地方FM局「ムーブ神戸」で「KOREA TODAY」という番組を放送している。始まったのは1999年4月。以来、毎週1時間、韓国の社会・芸能を中心に情報提供している。流す音楽も韓国のポップス。番組を通じて広がった日韓交流の輪は、体験ツアーという形で結実した。

 本大会ではボランティアとしての協力を試みる。近く、同会主導で救命救護の資格を取る予定で、フーリガンが暴れて不測の事態が起きたときにも対処するつもりだ。もちろん、来年も韓国ツアーを計画中。「W杯はあくまできっかけ。来年以降も互いの交流が深まれば」と金会長。近くて遠い国だった韓国との距離は、W杯を機に縮まりつつある。【北村泰彦】



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