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<142回>世界を目指す水原カルビ

焼き肉発祥の地 進出第一歩は日本

 焼き肉と言えば韓国。W杯本大会4試合が行われる水原(スウォン)は焼き肉発祥の地としても有名だ。水原市では、W杯をきっかけに「水原カルビ」売り込み計画を立てている。約100キロ離れたソウル市民が2時間かけて車を飛ばしてまで求める味が、W杯後は世界の食卓に並ぶ。

 第一歩は日本進出だ。先月、東京で市場調査に着手した。赤坂、新宿など焼き肉店が密集している場所で1週間、日本人の味付けや舌の感覚などを調査した。

 すでに日本でも「水原カルビ」の商標登録を済ませている。東京・新宿の韓国料理店「コリアナ」と提携し、来月から焼き肉のタレや食材などを供給する。将来的には日本全国にフランチャイズ店を出店する計画も立てた。

 水原市の金光植(キム・グァンシク)企画予算課長(54)は「世界に水原の味を紹介することによって、将来的には韓国に来る観光客が水原を訪れることになるだろう。そのためにも、水原カルビをブランド化して世界に知らせることが大事」と話した。現在は、世界各国に輸出するために液体状の焼き肉のタレを粉末状に変えることや1年たっても味が変わらない特殊包装などを研究している。7月完成予定で、12月からは日本のデパートにも「水原カルビのタレ」が並ぶ。

 水原市の沈載徳(シム・ゼドク)市長(62)は98年W杯期間中「水原カルビ」をフランスに持ち込み、韓国代表にふるまった。同大会の各国委員にも配った。コンフェデレーションズ杯期間中は市内の公園で「カルビ祭り」も開催した。もちろん、W杯本番でも水原の味を世界に売り込む準備を進めている。少し甘めのタレに一晩じっくりと漬けた骨付きのカルビを、炭火で時間をかけてじっくり焼いた伝統的な「水原カルビ」。W杯をきっかけに、世界の味になる。【盧載鎮】



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