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<143回>テント持参のサポーターのために
海外からW杯を見に来るサポーターは金持ちだけではない。純粋にサッカーを見に来るから、ほかになるべくお金は使いたくない。南米や欧州から日本や韓国を訪れるには、高い航空運賃を払うことになる。ホテルに泊まるほど余裕があるわけではない。まして、期間中のホテルは料金も高騰するため、1カ月にも及ぶ旅程で宿泊は難しい。 では、彼らはどうするのか。野宿だ。過去のW杯でも、駅や公園はサポーターの宿泊場所だった。実際、フランス大会ではクロアチアやベルギー、ドイツなどから2日かけて車で駆けつけ、夜は車で寝泊まりする若者が多かった。テントを持ち込む人も多い。 ソウル市ではサポーターを収容するキャンプ場を用意した。かつてゴミ処理場だった同市内の蘭芝島(ナンジド)は、93年から木を植えて再活用の方法を探していた。青少年の自然学習場として活用する予定だったが、95年にW杯共催が決まり、サポーターを収容するキャンプ場に決まった。ソウル大公園のキャンプ場と合わせて2000人を収容できるスペースを確保。水道設備や移動式トイレ、24時間営業の売店などを設置してお金のないサポーターを迎え入れる。 ソウル市庁観光課の宋堯翔(ソン・ヨサン)宿泊支援次長(43)は「トラブルの大半は夜起きる。お酒に酔った海外からのお客さんを1カ所に集めることで、取り締まりやすくなるし、ホテル不足も解決できる」と話した。キャンプ場の設置は治安にも役立つ。警察官100人を常駐させて警備に当たる予定だ。特に夜は酒におぼれたサポーター同士のケンカやトラブルが多発する可能性があるため、警備を2倍に増員して警察官1人が10人のサポーターを警備する徹底管理システムを敷く。 仁川空港や大会会場にキャンプ場の場所を知らせる地図を配る予定で、キャンプ場以外での野宿は徹底的に取り締まる。ゴミ処理場のリサイクルで韓国はあらゆるサポーターに対応できる準備を整えている。【盧載鎮】
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