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<144回>日本に留学する学生数急増

韓国で日本語ブーム

 韓国に日本語ブームが起きている。1995年(平成7年)にW杯共催が決まり、日本に留学する学生数が、前年度の8万人から11万人に急増した。99年までは横ばいだったが、W杯キャンペーンが本格的に始まった2000年からは、14万人に増えた。現在は飽和状態で、志望だけでは実現できず、厳しい書類審査などにパスしなければ、日本に行けない。

 外国語学校最大手の時事外国語学院の盧淑鎭(ノ・スッチン)留学課長(30)は「W杯共催が決まり、日本語を必要とする企業が急増した。日本の企業と商談するには、学校で習う日本語ではなく、生活の中の日本語が必要になってきている。微妙な言い回しや、相手の意向を話し合いの中で把握することが大事ですから。韓国人は時代の流れに敏感に反応するので、これからも増えていくでしょう」とみている。

 背景には、昨年から日本の文化が大幅に開放されたこともある。これまで、ほとんど禁じられていた日本の映画や歌が街にあふれるようになった。レコード会社や映画会社も入社要項に「留学生(日本、英語圏)優待」の文字を入れるようになった。ごく自然な隣国への関心が、政治によって自由化され、W杯によってさらに刺激された形だ。

 こうした状況は、ひと昔前までとは隔絶の感がある。90年代初めまでは、韓国の留学生が東京で部屋を借りるときは不動産店を10軒以上回ったものだ。しかも、新築のマンションは借りられなかった。韓国国内では、日本語を習っていた大学生が、地下鉄のホームで友達と日本語で会話の練習をしただけで殺される事件まであった。

 韓国の若者が、日本文化を理解しようと積極的アプローチを本格化した今、日本側からももっとアクションがあってもいいのではないだろうか。【盧載鎭】



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