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【バックナンバー】

<145回>W杯開催地なのになぜ見れない

大分ではテレビ中継なし?

 W杯がテレビで見られない!? 大分でこんな不安が浮上している。1998年フランス大会は世界中で延べ370億人がテレビ観戦した。来年はそれを上回る観戦が予想される。プレ大会だったコンフェデレーションズ杯は、フジテレビが独占放送。ビデオリサーチによると、決勝の日本―フランス戦の視聴率は37・9%、最高瞬間で49・4%に達した。しかし、日本中が熱狂していたその時も九州唯一のW杯開催地、大分は静まり返っていた。地上波の放送がなかったのだ。

 フジテレビ系と日本テレビ系をクロスネットするテレビ大分にチャンネルを合わせれば、日本代表の姿が見られるはずだった。が、曜日や時間帯により放送枠が事前に決まっているため、放送できたのはカナダ戦とオーストラリア戦のみ。同局には「W杯開催地なのになぜ見られない」と200件を超える苦情が殺到した。同局業務部編成担当は「ネットワークの壁は厚く、最近の入れ替えはシドニー五輪の1例だけ。申し訳ないとしか言えませんでした」。

 今月末のキリン杯は、日本テレビが中継。当初、テレビ大分では7月1日の日本―パラグアイ戦の放送予定はなかったが、県民の声を受け、急きょ深夜26時40分からの録画放送を決定した。

 来年のW杯の放送権は、NHKと民放によるジャパン・コンソーシアム(JC)が、全64試合中40試合を獲得。各放送局が分担して、地上波とBSデジタルで放送する。カードが未定なだけに、大分では日本戦が地上波で見られない可能性が消えない。テレビ朝日系とTBS系の放送局もあるが、大分県W杯推進局は「JCで決まらないことには動きようがない」と、困惑している。【押谷謙爾】



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