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<149回>「フーリガン保険」登場

日新火災海上保険が開発、販売へ

 フーリガンから商店街を守ろう。2002年W杯に備えて日本初の「フーリガン対策保険」が登場した。日新火災海上保険(本社・東京)が開発。6月5日から正式に営業を開始した。「横浜市の商店街さんをはじめ、いくつかご紹介をいただいています。まだ時間もあるのでじっくり取り組んでいきたい」(商品部)。残り1年間で開催全10都市の商店街に紹介していく。

 昨年10月に横浜市の港北区役所から案を持ちかけられた。フーリガンの被害を苦慮していた地元商店主たちが、同区役所の災害対策室に相談。フーリガンの暴動で損害を受けた場合の補償制度も求める声が上がった。そこで区役所が日新火災にフーリガン対策のための保険開発を持ちかけた。

 総合保険でも補償金は支払われるが、付帯する保険も多く割高になる。もちろんフーリガンによる被害だけを対象にした損害保険は日本では前例がない。今さらW杯を視察もできない。被害の具体的な統計もない。日新火災では発案から約半年間かけて数々のシミュレーションを検討して開発にこぎつけた。

 各店舗が個別に加入できるわけではない。複数の商店街が協力して共済会を組織して掛け金を集め、その一部を保険料として支払うシステムになる。共済会の組織は200店以上が最低条件。1店当たりの掛け金は5000円で、最高100万円程度の補償額を設定している。「300店で掛け金は150万円。そのうち30万円程度が保険料になる」(商品部)。

 各開催自治体もさまざまなフーリガン対策を準備している。しかし、98年W杯フランス大会ではフーリガンが強固な警備を突破して、シャンゼリゼ大通りの多くの店を壊した。W杯が近づくにつれて地元商店街の不安は大きくなっている。同時に日本初の「フーリガン対策保険」への注目も高まっている。【首藤正徳】



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