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<150回>他競技は日程重複避け"白旗"

国内でも他競技は協力するしかないのか

 バスケットボールの世界選手権は4年に1度開催される。次回は2002年、つまりサッカーW杯と周期が同じなのだ。各国リーグ戦がオフになる夏場に大会を行うという事情も変わらない。しかし、日程が重なることは、これまで1度もなかった。FIBA(国際バスケットボール連盟)が意識的にずらしているからだ。来年は男子(米インディアナポリス)が8月29日、女子(中国・蘇州)が9月14日に開幕する。

 W杯の行われる1カ月間は、世界のスポーツカレンダーが白紙になる。テレビ視聴者数で五輪を超える大イベントと「真っ向勝負」する競技は、ほとんどない。バレーボールも毎年6月に男子のワールドリーグを開催しているが、これも来年は日程を変更する。

 もちろん、国内でも事情は変わらない。日本列島がサッカー一色に染まる中、各協会の広報担当者も「何をやっても、客席も記者席もガラガラでしょう」と予想する。男子プロゴルフでも来季の6月開催が予定されるダイヤモンド杯の主催者が、テレビ放送時間がW杯と重なるため、開催週の変更を検討している。

 そんな逆風の中でも「強行」する団体はある。陸上の日本選手権は、すでに来年6月7〜9日の開催が内定している。最終日の9日は、W杯で日本の1次リーグ第2戦が行われる日だ。しかし、陸連関係者に変更の意思はない。レスリングも毎年6月に世界選手権の最終選考会を行っている。「強化スケジュールを考えると動かせない」と、これも変更はしない方針だ。

 日本サッカー協会の岡野会長は19日、JOC理事会に出席して「(各協会に)W杯のポスターを張っていただいたり、お願いできることはしようと思っています」と話した。世界最強イベントを前にして、他のスポーツ団体は“白旗”を揚げて協力するしかないのかもしれない。【高宮憲司】



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